老人の興奮
毎日猛烈な暑さになってきている。俺の頭は少しピントがずれはじめている気がする。現実把握に欠け、時間がふっとんでいく……何やら緊張と興奮が混ざり合った奇妙なこの感じ……
興味は定まらない視点のように移り変わる。これもまた同じような循環の中をハイペースでクルクル回っている。感情は不安定でまるで気違いの様だ。けどその不安定さに俺は疲れることができる。それが唯一の救いにもなっている。溜め息は俺の救いなんだ。
昨日、店の客に「一目見たときから頑固だと思った」と言われた。歳は24でまだ娘だ。その母親も同じことを言ってた。あらゆる場所に適応するなら、自分をなくさなければ、ならない。そして俺はずっと仕事の場所で、自分をなくしてきた。
けれどもなぜか「頑固」だと言われる。どうだっていいがね。俺はおれで必死にカメレオンの如く変身するだけなんだ。処世術かな……いや違う。これは俺の臆病からでたもんだろうな。だから臆病でも生きられるってわけさ。
ああ、けれど人生は過酷だ。仕事をして、休日に家族と出かけて、また仕事……2~3年で離婚……そしてまた相手を探す。
何てむなしいもんだろう。何の意味があるのだろう。人間の俺が、人間全般に敵意や不信感をもつとゆうことはどうゆうことだ。人間をきらっちゃいけない。全ては人間が生み出し加工しているもの。その中で生きていくのなら、きらっちゃいけない。第一、人間を嫌うなんてただの傲慢でしかない。
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